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オニバスの生育状況調査

主催

なごや生物多様性センター
水辺部会

エリア

名古屋城 水堀

日時

2023年9月29日

皆さんは「オニバス」と言う植物をご存じですか?

オニバス Euryale ferox
スイレン科の一年生の水草です。地下茎から葉を伸ばし、夏ごろに大きな葉を水面に広げます。
この浮水葉は30㎝ほどから150㎝ほどにもあり、260㎝に達した記録もあります。

表面には不規則なシワがあり、葉の両面、葉柄には鋭いトゲが生えています。
結構痛いので、触る機会がある場合はお気を付けください。
葉は簡単に破れてしまいますが、葉脈は頑丈に育ち、流れに負けない作りになっています。

夏ごろに紫色の花を咲かせ、結実します。
実はトゲに覆われており、中にいくつかの種子が入っています。
種子は、数年から数十年仮眠してから発芽することがあります。
名古屋城のオニバスは、数十年前種子が発芽した個体が、大きく育っています。

これには、ミシシッピアカミミガメ等の防除も効果が出ており、新芽の食べられる確率が減ったことで、
水面まで育つ個体が増えたと考えられます。

調査は、現在名古屋城の水堀内の

どこに育っているのか。
何株あるのか。
最大の株の大きさ。
最大の葉の大きさ。

等を確認しました。

このオニバスは、名城公園側からや二ノ丸からも見ることが出来ますので、
近くにお越しの際は、水面に浮かぶ大きな葉を探してみて下さいね!
※冬場は枯れてしまう為、見られません。

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