「希少種シンポジウム2023　-なごやの生きものとレッドリスト-」
の講演会が2023年3月12日に行われました。

主な話として

・行政、研究団体、市民とどのように関わりながら、生き物の調査をしているのか。
・最近の調査で分かったことや、今後の活動について。

と言った内容で、具体的な生き物の生息状況や保全活動について。
ではありませんでした。
しかし、調査における課題や問題などの提議もあり、今後生物の状況を注視していく中で重要な事が多く語られていた様に感じました。

今回のお話は

・陸生貝類
・クモ類
・センター収蔵の植物標本

がメインとなっていました。
これらは、一斉調査と銘打って市民参加型の調査を実施しています。
大勢の方が参加するので、名古屋市で今まで発見されていなかった種類や、その場所で発見されていない種が見つかったり。
多くの方が参加することによってより詳細な生息状況が見えてきますね。

だからこそ、まだ調査していない場所や生物が、知らず知らずに姿を消している可能性が非常に高いな。
とも感じました。

1㎝にも満たない、陸生の貝が消えたって。そう考える人は多いと思います。
ただ、その貝が自然にとって大きな役割を果たしているかもしれません。
また、そのDNAが難病の治療に役立つこともあるでしょう。

だからこそ、多くの生き物を守っていく事が、我々人間にとっても大きな意味がある行為だと考えます。

岡田