スイレンの抜き取りパート2
主催
該当のため池を中心に自然観察会などを行うグループ
エリア
非公開
日時
2024年5月3日
GW真っただ中の5月3日にスイレンの抜き取りに行きました。
前回11月6日に行った池とは別の池での抜き取りです。
今回の池もかなりの広範囲にわたり、根茎が広がっていました。
前回と違い、砂地の池の為、歩いての移動は楽なのですが、根茎が硬く埋まっている為、なかなか抜けません。
今回のため池では、様々な試みが予定されており、在来種の復活に向けた動きが活発になっています。
抜き取りの作業中にも在来種の植物をいくつか見つけることが出来ました。
水草の多くは、種子を休眠状態にすることで長期間水や土、泥の中で生き延びる事ができます。
有名な話では、2000年前の地層から発見されたハスの種子が発芽し、花を咲かせたというもの(大賀蓮)
人が池に入り中の砂や土をかき混ぜるだけでも、発芽のきっかけとなる事があります。
今回も根茎を、可能な限り長く抜く作業を繰り返します。
ただ、砂地にがっしりと生えた根茎は簡単には抜けず、かなり苦戦をしました。
また、そこそこの水深もあり、浅瀬のスイレンしか除去できない状態でした。
秋口にかけて、何度か抜き取りをするそうなので、徐々に水深を下げる計画だと聞いていますので、もう少し作業がしやすくなるかと思います。
ただ、夏場はスイレンも成長するので(1年間で1.5m~2mほど)
このペースに負けないように抜いていく必要がありますね。
個人的に…
やっぱりスイレンの花は綺麗だなと感じます。
池に入れた方の気持ちが分からない訳ではありません。
ただ、それでも良くは無いんです。
最近では、外来種を取り除く事で、別の外来種が数を増やし、結果として、以前よりも環境が悪くなった。
こう言った話を聞く事もあります。
ただ、これは、外来種問題が注目され初め、ようやく二次、三次の対策が打てるようになってきたんだとも感じます。
ブラックバスやブルーギルなどがいるからある意味でバランスが取れていた節もあるとは思いますが、居ていい訳では無いと思っています。100%元通りにすることは難しくても、可能な限り戻すことが求められていると思っています。
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