柿田川公園
概要
富士山からの雪解け水が、湧き出る湧水群があり、柿田川の始点にあたる公園です。
園内には、湧水を見ることが出来る展望台や、実際に湧水に触れられる場所もあります。
都市部に位置する公園ですが、ミシマバイカモやゲンジボタルなど、貴重な生き物が暮らしています。
エリア
〒411-0907 静岡県駿東郡清水町伏見72-1
施設
・町営有料駐車場あり
駐車台数50台
一回200円
8:30～16:30まで
・観光案内所
・トイレあり
注意事項
柿田川へは、許可なく入らないようにして下さい。
その他、マナー、ルールをお守りください。
柿田川湧水群は、富士山の雪解け水が豊富に湧き出ており、柿田川の始点になっています。
年間を通して安定した水量があり、綺麗で冷たい水が湧き上がっています。
この湧水群の左岸側に整備されたのが
「柿田川公園」(https://www.town.shimizu.shizuoka.jp/toshi/toshi00054.html)です。
公園内には、2か所の展望台と遊水広場、散策路が整備され、柿田川の清流と触れ合う事が出来ます。
第一展望台からは、柿田川の最上流部を見ることができ、川底に湧き間(湧水)によって舞い上がる砂を発見することが出来ます。
大きく舞い上がる所や小さい場所、目を凝らすと水の流れで確認できる場所など、様々な湧き間がありますが、湧水群と言うだけあり、何か所か確認できます。
柿田川自体は、全長約1.2㎞と短い河川ですが、その清流は狩野川へ注ぎ込みます。
一級河川に指定され、日本で最も短い一級河川です。
第二展望台からは、深い青に染まった湧き間を見ることが出来ます。
この湧き間は、かつて、紡績工場が取水口に使用していた為、巨大な穴が空いた場所になっています。
かつて柿田川は、その豊富な水量を求め多くの工場が進出し、水質汚染があったそうです。
そこから、地域の方々や、行政などにより、綺麗な姿を獲り戻したそうです。
この取水口の名残に、冬にはアユが産卵に訪れ、それを観察することもできるのだとか。
第2展望台からさらに南(下流側)へ進むと、遊水広場があり、湧き間をその手で感じることが出来ます。
水は非常に冷たく澄んでいます。
そこから柿田川沿いに少し散策路が伸び、柿田川の綺麗な水景を望むことが出来ます。
水中には多くの水草が揺らぎ、6月ごろにはホタルも舞うそうです。
川のすぐ上には国道1号線があり、湧水群と言う特殊な事情もあるとは思いますが、多くの車が行き交う都市部に、こういった自然が残っているのは非常に素晴らしいですよね。