池に川にと…
主催
該当のため池を中心に自然観察会などを行うグループ
エリア
非公開
日時
2024年6月~7月
6月から、いくつかの場所で、生き物保全活動として、生息状況の調査活動に行ってきました。
生物保護の観点から、具体的な場所や種名は極力控えさせて頂きますので、よろしくお願いします。
さて、夏に向かって、多くの生き物が活発に行動しているこの季節は、多くの生物にとって繁殖の時期でもあります。
写真の様に、卵から孵化したばかりのミシシッピアカミミガメが捕獲されることもしばしば…
親となる個体が生息しているだけではなく、繁殖がすすんでいるのは、問題ですよね。
ただ、ミシシッピアカミミガメの産卵が出来る場所は、ニホンイシガメの産卵が出来る場所でもあります。
ミシシッピアカミミガメが増えないように、産卵場所を無くしてしまうと、ニホンイシガメも絶滅してしまう恐れがあります。
また、ブラックバス等肉食魚をため池から取り除くと、アメリカザリガニが増え、水草などに壊滅的な被害を与える可能性も示唆されています。
この結果として、日本固有の生物にさらなるダメージを与えてしまう恐れもあります。
外来種を残す方が、日本の生物を守る事につながるのは、なんとも皮肉めいていますよね。
でも、これは、守ろうと活動してきて、ようやく分かり始めた事なので、やはり守る為に活動をしてきてよかったと思っています。
ザリガニを完全に除去するのは至難の業ですが、何かしらの対策は打てるようになると考えますし、打っていかなければなりません。
そのためにも、継続して調査活動を行う事で、その地域や生息環境の生き物の増減を把握することが大切だと思います。
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